2017年4月3日月曜日

“本の中身”ネットで無料公開「HALLOM」誕生 宝島社やマガジンハウスら29社参加 その勝算は

 書籍の一部内容をネットで無料で読める――そんなWebメディア「HALLOM」(ハロム)が4月3日にオープンした。スタート時点で、SBクリエイティブ、宝島社、マガジンハウスなど20社超の出版社が参画。それらの出版コンテンツをWeb閲覧に最適化した記事として公開する、"業界初"のサイトとして取り組んでいく。

 「ネット上のコンテンツの信頼性が問われている今、ユーザーも安心して読める情報がほしいはず」。そう話すのは、HALLOMの開発・運営を手掛ける電子書籍ベンチャー、スマートゲートの後藤康宏社長。新サイトに込めた狙いと"勝算"は……。

●出版29社が参画 「本の中身をタダで読ませる」サイトの狙い

 HALLOMは、紙や電子書籍で出版されたコンテンツの一部内容をWeb記事として公開するサイト。主に20~30代女性をターゲットに「美容」「ライフタイル」「ファッション」「体の悩み」「恋愛」などのテーマで記事を掲載していく。

 記事はただ転載するのではなく、独自のタイトルや目次を付与。スマートフォンでもページ全体の内容を一目で理解しやすいよう工夫している。記事下には、元となった書籍の販売ページへのリンクを設置。無料の記事で興味を持ったユーザーが、購入して続きを読めるようになっている。

 オープン時点で、SBクリエイティブ、ディスカヴァー・トゥエンティワン、マガジンハウス、学研ホールディングス、宝島社など20社超がコンテンツを提供。

0 comments:

コメントを投稿