2017年5月7日日曜日

スティーブ・ウォズニアックが語るコスプレと火星旅行への夢

「映画『ラ・ラ・ランド』のテーマ曲がすごく気に入っているんだ」とスティーブ・ウォズニアックは言う。

「ラストには驚いたけれど、よくよく考えると、正しい終わり方だ。自分の選択によって、人生は想定外の方向に進んでいく。とてもいい曲がいっぱいあり、それらが共鳴し合って一本の映画ができている。『グリース』のようにね」

まるで頭の中で歌っているかのように微笑みながら、ウォズニアックは話し続ける。第2回シリコンバレー・コミコン(4月21-23日)の開催を2日後に控えた日、筆者は主催者のスティーブ・ウォズニアックに取材する機会を得た。

「他のコミコンと一括りにされたくない。他とは違う、特別なコミコンにしたいと思っている。我々が大きく扱っているのはテクノロジーと宇宙探査。シリコンバレーではその2つのファン層が重なっているんだ」

昨年の第1回には、3日間で6万人が来場し、『火星の人』(映画『オデッセイ』の原作)で知られるSF作家のアンディ・ウィアー、Oculus創始者パーマ・ラッキーらのトークショーや、ガジェットやロボットの展示などを楽しんだ。

今年のテーマは「人類の未来:2075年の私たちはどうなっているか?」。混雑を和らげるために昨年よりも会場が広くなり、シーザー・チャベス公園でもサイエンスフェアと犬のコスプレコンテストが行われる。公園でのイベントは、地元の人々も参加しやすいように入場無料だ。

昨年同様にアンディ・ウィアーが宇宙探査について話し、他にも宇宙飛行士のバズ・オルドリン、『スタートレック』のカーク船長役でお馴染みのウィリアム・シャトナー、『ハリー・ポッター』シリーズのトム・フェルトンジョン・キューザックほか、オタクセレブたちが集結する。

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