2018年3月11日日曜日

「見守り」がキーワード。デジタルヘルスで注目を集める新技術

●「お世話したい」高齢者向け赤ちゃんロボ
医療に関わるテクノロジーは日々進化し、最新のデジタル技術を活用して健康の維持や病気を予防する「デジタルヘルス」の分野は世界中で注目を集めています。関連イベントも国内外あちこちで開催され、先日大阪で開催された「メディカルジャパン大阪」ではロボティクスやウェアラブル、IoTなどを医療分野に活かす製品や技術が数多く紹介されていました。

今回の展示会で最も目立っていたのがコミュニケーション・ロボットの活用で、複数の企業から様々なタイプのロボットが出展されていました。遠隔医療や病後のケアをはじめ、健康的な日常生活を促すなど用途は幅広く、老若男女を問わず簡単に音声コマンドで利用できるという特徴があります。

中でもキーワードとなっているのは「見守り機能」。24時間365日対応できて、いざという時に家族や専門機関へ緊急連絡することができます。ソニーの「aibo」やシャープの「ロボホン」と同じように学習機能があるので、それぞれの生活スタイルにあわせてくれたり、表情やリアクションで楽しませてくれるのもポイントです。医療向けということで、日々のデータを解析してちょっとした変化から病気や異変を知らせるといった機能の開発も進められています。
○会話で相手とつながる

個性を学習するパートナーロボットとして2017年発売開始になった「unibo(ユニボ)」は、高度な開発もできる機能を応用して、認知症の症状がある人とコミュニケーションして症状を改善することを目指しています。

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