若年層のスマートフォン利用者では、ほぼ9割が歩きながら端末を操作する「歩きスマホ」の経験があり、4割の人ではこうした行為が日常化している。何らかの規制が必要と考える割合は2割程度(グラフ参照)にとどまり、3割はもし規制が入っても続ける考え。調査サービスのリビジェンがまとめた。
この調査は2013年8月5日に10―20歳代の男女を対象にインターネット上で実施し、500人から回答を集めた。歩きながらスマートフォンを使った経験がある人は86.8%。また経験者にどの程度の頻度かを尋ねたところ、「日常的に」が40.1%、「たまに」が51.8%、「ほとんどしない」が8.1%となった。
具体的に何をしているかを尋ねたところ「インターネット」が23.7%、「メール」が29.5%、「SNS」が34.3%、「ゲーム」が10.6%だった。
歩きながらスマートフォンを使う行為について法令や条令による規制が「必要」と考える割合は22.8%にとどまり、「不要」が28.2%となった。「どちらともいえない」は49%。不要と答えた人は理由として「歩きタバコほど危険ではない」「急用がある際、歩きスマホ」をしながら連絡を取る必要がある」などを挙げた。
今後、法令や条例で規制が入った場合、歩きながらスマートフォンを使う行為を「続ける」という割合は5.8%で、さらに「続けると思う」が25.8%。以下は「分からない」が27.6%、「続けない」は13.2%、「続けないと思う」が27.6%だった。
続ける、または続けると思うという人は「バレなければやってしまう」「便利だから」「必要だから」などと答えている。続けないという人は「危険だから」「罰金はいやだから」「マナーの範囲ではあるが、規制が入ったらやめる」などとしている。
(植木 皓=ニューズフロント)
0 comments:
コメントを投稿