2013年10月15日火曜日

ドコモがポイントサービスを再改定。長期利用者の冷遇は改善された?

今年6月に「ドコモプレミアクラブ/ドコモプレミアビジネスクラブ」のポイントサービス改定を発表し、長期利用者から「改悪だ!」と、一斉に批判を浴びたNTTドコモ。

そのドコモが、iPhone5s/5c発売後すぐの10月3日、再びポイントサービスの改定を行った。

「前回の改定は指定サービスに加入していることが条件でした。長く使っていただいているお客さまから『サービスに入っているかどうかという物差しが入ること自体がおかしいんじゃないか』などのご意見が寄せられ、今回、再改定することになりました」(NTTドコモ広報部)

※参考記事「ドコモの『ポイントサービス改悪』に泣くのは長期契約者」


http://wpb.shueisha.co.jp/2013/08/05/20915/

ケータイの料金制度に詳しいフリーライターの後藤一泰氏と、再改定された中身を検証しよう。

「前回発表された改定でいちばん反発を買ったのは、15年超の長期利用者でも、有料サービス未加入だと『ベーシックステージ』に格下げになってしまうことでした。これまで利用料金100円当たり4ポイント(1ポイント=1円相当で利用可)付与されていたポイントが、1000円当たり5ポイント、率にして約9割も削減されてしまう内容だったのです」(後藤氏)

そこは改善されたのか?

「内容は大きく変更されています。ステージ維持に必要だった有料サービス(『あんしんパック』『ケータイ補償お届けサービス』など)がオプション扱いとなり、現行制度と同様、継続利用期間だけで上位ステージを維持することが可能になったのです」(後藤氏)


それなら長期利用者も胸をなで下ろすことができる?

「ところが、ステージごとの内容をつぶさに見ると、有料サービスをカットした分、付与されるポイントの率も削減されているのです。現行制度で月々の利用料金に関係なくプレミアステージにランク付けされる10年以上の利用者は再改定後もプレミアステージです。しかし付与されるポイントは1000円当たり20ポイントとなり、現行から半減します。

また15年以上の利用者は、プレミアステージからグランプレミアステージに"格上げ"となりますが、こちらも有料サービス未加入なら、ポイントは1000円当たり25ポイントに。現行の100円当たり4ポイントが大幅に下がることになり、"格が上がって冷遇される"という、ウソみたいなホントの話になってしまうのです。

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