2014年2月12日水曜日

電子書籍をパソコンで読みたいならKindleじゃない、あえてKobo

楽天のKoboが割引クーポンを撒けば、アマゾンのkindleがほじくるというか後追いセールするイタチごっこのおかげで、最近クレジットカードの請求を見るのが超怖い。ともあれ、国内の電子書籍事業者の撤退がぼちぼち始まっている逆風のなか、強いハートで踏ん張り続けるKoboにはエールを送りたいところです。
ですが、普段使いでカジュアルな趣味の読書ですから、いちユーザーとしては「国産電子書籍の未来のための投資」よりも、目の前にぶら下がった実利が優先です。先日の角川文庫・コミックス70%以上オフ祭りでも、一冊ごとにクーポンのコードを入力させられるKoboよりも、1−clickでポチリと手軽に割引価格で買えるKindleですよねフツー。そしてモノクロの読書専用端末についても、KindlePaperWhiteに対抗してバックライトが追加されたKobo Gloが出たものの、その後メモリが増えて画面のチラツキも減った新型Kindleに輝きを消されてました。

カラー端末でも、Kobo Arc 7HDのスペックは最新のKindleFire HDXに及ばない……(読書端末としてはオーバースペックではありますが)。専用端末のハード面や買い物のしやすさで圧倒的な差をつけているのに、Koboがセールを打ち出すたびに「たまたま時期がかぶっただけ」と言って同等以上のセールで潰しにかかるアマゾン、大人げなさすぎ。
しかし、国内において、KoboがKindleに勝っている点がたった一つだけあります。それは「パソコンで本が読める」ということ。海外ではWindows用のKindleアプリが公開されてるものの、日本ではなぜかありません。Macintosh用はAppStoreで無料配布されていますが、米アマゾンで買った電子書籍しか読めないという、意味不明すぎて深遠な闇を勘ぐりたくなる仕様です。
WindowsやMac用のKoboアプリでは、実はとっくに楽天Koboで買った日本の書籍が読めていました。ただし、アプリの設定ファイルを書き換えたり、欧米向けアプリ(Koboは元々カナダの電子書籍事業者で、それを楽天が買収したサービス)がアップされてるURLをなんとか探してダウンロードする一手間がかかったんです。すでに国内の書籍を読む機能はほぼ完成していたものの、微調整するためにロックをかけていたのかもしれません。

それが1月下旬のアップデートにより、ついに国内のPC用デスクトップアプリが公式に読書に対応しました。

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