2014年8月15日金曜日

Siriが殺人犯に死体遺棄場所を助言? 裁判で疑惑浮上


犯人のiPhoneからこんな画像が…。

Siriって有能で、近所のレストランの場所や映画の情報など、いろんなこと教えてくれます。が、「殺人犯に死体の隠し場所を教えてたかもしれない」ってことがある裁判で浮上してきて、一時騒然となりました。Siriさんが死体遺棄の片棒をかついだとしたらちょっとショックです。

その裁判とは、米国フロリダ州のPedro Bravo容疑者が、2012年9月に友人のChristian Aguilarさんを殺害して遺体を近くの森に埋めたとされる件に関するものです。そこで証拠のひとつとして、Brabo容疑者のiPhoneにあった上の画像のようなSiriのスクリーンショットが提出されたのです。このやりとりでは「I need to hide my roommate(ルームメイトを隠したい)」という問いかけに、Siriが「What kind of place are you looking for? dumps/swamps/reservoirs/metal foundries/mines(どういう場所がいいですか? ゴミ捨て場・沼地・用水池・金属工場・鉱山)」と答えています(上の画像は実物じゃないので、roommateがdead bodyになってますが)。

でもその後、どうやらSiriさんは無実らしいことがわかりました。そもそもBravo容疑者が遺体を隠した場所は森の中で、Siriさんおすすめのゴミ捨て場とか用水池じゃありませんでした。また問題のスクリーンショットはBravo容疑者のiPhoneのFacebookアプリのキャッシュとして残っていたものなので、Facebook上で見た画像が残っていただけである可能性が高くなります。たしかに、Siriのこの回答は2011年にネット上で話題になっていました

さらに左上に見える携帯キャリアもAT&Tで、Bravo容疑者が使っていたVerizonではありません。もう1つ決め手は、Brabo容疑者が使っていたiPhoneがiPhone 4だったこと。Siriが使えるようになったのはiPhone 4S以降ですからね。だからBravo容疑者は、Siriに死体の隠し場所を相談したくてもできなかったんです。

Siriさんの疑惑が晴れて、思わず「無罪」って紙に書いて裁判所から走り出したくなりましたね。ちなみに今、Siriに同じ質問をしても答えてくれません。

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