迷惑メール送信容疑で社長逮捕 措置命令違反は全国初

　総務省の措置命令を無視して出会い系サイトに勧誘するメールを送信したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は５日までに、特定電子メール送信適正化法（迷惑メール防止法）違反の疑いで、出会い系サイト運営会社ＳＡＮＳ（東京）の社長町田俊樹容疑者（２５）＝東京都台東区＝を逮捕した。

　サイバー課によると、措置命令違反での摘発は全国初。町田容疑者は容疑をおおむね認め「約２億円売り上げた」などと供述している。２０１２年２月ごろからサイトを運営し、１日約２６６万通の迷惑メールを送信、これまでに約２０億通に上る可能性もある。