2015年7月19日日曜日

<h1 itemprop="name">無用なトラブルを避けるために――携帯電話の“契約”において特に気を付けたいこと

 私たちにとって、もはや切っても切り離せない必需品になった携帯電話。電気通信事業者の業界団体、電気通信事業者協会(TCA)によると、その総契約数は2015年3月現在で1億4783万9700件(ワイモバイルの契約数は含めず)で、日本の総人口を上回っています。

 そんな携帯電話ですが、最近、契約をめぐってトラブルとなることがよくあります。とりわけ、2年契約に関するトラブル、通信速度制限や通信料に関するトラブルはよく耳にするところです。最近では、(契約区分上は「携帯電話」ではありませんが)UQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」にまつわるトラブルが大きな話題となりました。

 当然ですが、このようなトラブルは未然に避けることができれば、気持ちよく通信サービスが使えるというもの。そこで、私たちが携帯電話を契約(購入)する際に気を付けるべきことをチェックしていきましょう。

●ポイント1:申込書や重要事項説明の内容を熟読する!

 携帯電話の通信サービスは、通信事業者(キャリア)が定めた「契約約款」や各種の「規則」にもとづいて提供されています。私たちが携帯電話を契約すると、この約款や規則に同意したものとしてみなされます。各キャリアともに、契約約款や規則はWebページ上で公開しています。また、一部のキャリアでは、印刷されたものをキャリアショップなどで閲覧できるようにしています。

※いずれの約款も、各キャリア(ブランド)と直接契約した場合のものです。MVNO(仮想移動体通信事業者)経由で契約した場合は、当該MVNOの契約約款が適用されます。

 しかし、いざ読んでみると、長い文章、難解な言葉だらけで、どの約款が自分の回線契約・機種にあてはまるのか分からない――といった感じで、全てを完璧に把握するのは困難です。普段、携帯電話について記事を書いている筆者も、さすがに全部を追いかけて覚えきることはできません。

 そこで、まず確認したいのが、携帯電話の契約(購入)時の「申込書」や、それと同時に交付される「重要事項説明書」(キャリアによって呼び方は異なる)という書面です。これらには、特に私たちが知っておくべき事項を約款に沿いつつ、より分かりやすい表現で書いてあります。大量通信時の速度制限、契約期間の定義や契約期間途中での解約時の解約金などについても書かれています。契約時にしっかり読むことはもちろんですが、「実はあんまり読んでない……」という方は、今からでもしっかり読んでおくことを強くお勧めします。

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