2015年9月13日日曜日

<h1 itemprop="name">『ラブライブ!』きっかけ? リズムゲームアプリ“戦国時代”に突入

 アニメの主題歌や映像商品が軒並み好セールスを記録し、6月に公開された劇場版は観客動員150万人を突破するなど爆発的ヒットとなっている『ラブライブ!』。同作がアニメファンに限らず、幅広い層へと認知を広げていくきっかけとなったのが、スマートフォン向けのリズムゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』(『スクフェス』)だ。『スクフェス』のヒットもあってか、実は今、アプリにおいてキャラクターコンテンツとリズムゲームを組み合わせたジャンルが盛り上がっている。9月11日現在、App Storeの無料ランキングでは配信されたばかりのリズムゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』(以下、『デレステ』)が1位に。"音ゲー"の歴史を振り返りつつ、リズムゲームアプリ活況の理由を探っていきたい。

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■現在の「音ゲー」元祖『パラッパラッパー』が登場したのは約20年前

 音楽やリズムに合わせてユーザーがアクションを起こし、ステージクリアや最高スコアを目指す、いわゆる"音ゲー"。これまで数多の音ゲーが世に送り出されてきたが、一般的にそのルーツは1996年に発売されたプレイステーション向けソフト『パラッパラッパー』だと言われている。"先生"のお手本を参考に、音楽に合わせてボタンを押すとキャラクターがラップするというシンプルなゲームだが、その珍しさも手伝ってか、幅広い世代にウケて売上148万本を記録する大ヒットに。現在まで続く音ゲーの元祖と言われている。

 その後、1990年代後半にコナミのBEMANIシリーズや『Dance Dance Revolution』(以下、『ダンレボ』)、『beatmania』などアーケード向けの音ゲーのヒットが続いたことで、ジャンルとして定着。しかし当時は上級者向けのタイトルが多く、『ダンレボ』などは名前こそ広く知られていたものの、プレイヤーは一部の層に限られていたように記憶している。2000年代に入ると音ゲーも多様化し、『太鼓の達人』、『リズム天国』、『大合奏!バンドブラザーズ』など、子どもでも簡単に遊べる作品が続々と発売され、人気アーティストのヒット曲の使用や、よりキャラクターやストーリー性を高めたものが増えていった。

■音ゲーに"ソシャゲ"のヒット方程式を組み込んだことが奏功

 スマートフォン、タブレット向けの音ゲーは、初期の頃はこうした過去のヒットゲームをベースにしたものや移植したものが主だった。

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