2015年10月12日月曜日

巷を騒がすTwitterのカップル共有アカウント ユーザーに聞いてみたら筋の通った答えが返ってきた

 最近、Twitterにおけるカップル共有アカウント、通称、「カップル垢(あか)」なるものをよく見かける。その名の通り、カップルがアカウントを共有し、彼氏・彼女、どちらからでもツイートできるというもの。ツーショットのプリクラをアップしたり、デート情報を公開したり。中には、"ファン"と名乗る人物から、カップルの写真を元に作成した2人の加工画像が贈られることもある。

 いったいなぜ、彼らはカップルで共有のアカウントを持つのか? そこに何をツイートするのか? LINEなどの2人だけの連絡ツールじゃダメなのか? わざわざTwitterで人に見せるのはなぜ? なぜなの!?

 ……このように思っているのはきっと筆者だけではないだろう。この、一大ムーブメントの真相を解明すべく、カップル垢を所有する人に片っ端からアタック。その中で唯一、返信をくれた若者に、突撃インタビューを試みた。

 インタビューに応じてくれたのは、「ゆーくん」さん。都内の大学に通う19歳だ。読者モデルとしても活動しており、フォロワー数は約6000人(2015年10月12日現在)。そんな彼は、付き合って半年になる彼女「さおり」さんと、カップルアカウント「@yusa0326cp」を共有しているという(非公開)。

 まずは率直に、カップルアカウントを作った経緯について聞いてみた。

「作ろうと思ったきっかけは、単純に『安心するから』です。これに尽きます。僕と彼女は東京と大阪の遠距離恋愛なんです。だから、普段なかなか会えない。なので、なにか共有するものが欲しかったんです」(ゆーくんさん)

 ちょうどそのとき流行っていたのがカップルアカウントだった。これいいじゃん、という気持ちでアカウントを作成。カップル垢は主に"のろけ専用"。プライベートでは恥ずかしくて言えないようなことも、カップル垢では素直に呟けるのがメリットだという。

 「彼女とドコソコに行ったよー、みたいなデート報告だったり、2人で撮ったプリクラだったり。彼女のことを『かわいいね』とか、やたら褒めたりもします(笑)。個人のアカウントでのろけたらウザいかもしれませんが、カップル垢なら許されるんで(笑)」とゆーくんさんは言う。

 とはいえ、カップル垢と縁遠い人たちからしたら、なぜわざわざ見せびらかす必要があるのか? という思いがぬぐえない。2人だけが見ることができるLINEなどのツールでも十分のような気がするのだが……。

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