2015年11月2日月曜日

「スマートテレビ」今後の普及予測は?

2011年にアメリカで行われた世界最大の家電ショーに「スマートテレビ(ネット接続テレビ)」が登場してから早4年。今年10月にはSiriの音声検索機能がパワーアップした新型「Apple TV」、Amazonから4K対応の「Fire TV」などが発売されました。いまや、テレビがネットに繋がるのは当たり前の時代。

しかし、2014年に行われた「テレビのニーズ」調査結果(一般生活者1000人〈20~60代、男女各世代100人ずつ〉、シード・プランニング調べ)では、テレビをネットに接続していないという人が全体の74%にも上り、「スマートテレビ(ネット接続テレビ)」の利用意向は「全く使いたいと思わない」「あまり使いたいと思わない」が全体の58%をしめることがわかりました。技術的にはテレビにネット接続が可能とはいえ、それを実際に使うかどうかは別問題のようです。

■そもそもスマートテレビの定義って?
ところで、「スマートテレビ」の定義はなんだか知っていますか? 『ネットフリックスの時代 配信とスマホがテレビを変える』の著者であるジャーナリストの西田宗千佳さんによると、

「本来『スマートテレビ』は"ネット機能があるテレビ"くらいの意味合いしかない言葉です。今のテレビは、ほぼすべてが当てはまります。ただし、『動画配信サービス』に対応していて、動作も速いテレビが増えており、それらを指してスマートテレビと呼んでいるケースが多いようです」(西田さん)

また、「Apple TV」や「Fire TV」といった、テレビに外付けするタイプのものは「セットトップボックス」もしくは「デジタルメディアアダプタ」と呼ぶのだそう。「Apple TV」や「Fire TV」自体を「スマートテレビ」と呼ぶ人がいますが、これらはあくまでもテレビのネット機能を拡張する機器とのことです。

■サービスの主軸は動画配信
スマートテレビを利用する最大のメリットといえば、やはりなんといっても動画配信サービスがテレビの大画面で見られること。最近、動画配信サービス市場は盛んで、「Hulu」「Netflix」「dTV」などが人気を集めています。また、リモコンのボタンを押して声で動画を探せる「音声検索」も最近の機種ではメジャーな存在となりました。

さらに、スマートテレビはテレビ内にアプリを入れることも可能。テレビ画面でアプリゲームやYouTubeを楽しむこともできます。

0 comments:

コメントを投稿