2015年11月6日金曜日

東京マラソンはスマホが盛り上げた?女性アスリートと「スポーツメイク」の大事な関係

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スポーツは、人を選ばない。健康な肉体さえあれば老若男女問わず誰にでも楽しめる。それがスポーツだ。

だが今現在に至るまで、スポーツは男ばかりがその中核にあぐらをかいていたというきらいがある。現にスポーツ指導者は、一昔前までは「男性の職業」と見なされていた。

男性指導者が女性選手を指導することはあっても、その逆は珍しい。だからスポーツライターも常に"男の視点"で記事を書いていた。

女性アスリートは、スポーツに対して何を求めているのだろう? 筆者も含め、スポーツライターがそういうことを真剣に考えることはあまりしてこなかった。

しかし、そのような態度はこれから改めなくてはならない。

■ 注目されるスポーツメイク

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読売オンラインの11月1日付の記事に、このようなものがあった。タイトルは『美しく汗かこう! 「スポーツメイク」広がる』というものだ。

<メイクを施して運動に臨む女性が増えている。

ランニングイベントでメイク講座が開かれたり、汗に強い化粧品が人気を集めたりと、「スポーツメイク」が広がりつつある。「汗をかく姿も美しく」という、女性たちの願いが表れているようだ。(読売オンライン11月1日付記事より引用)>

筆者は、一競技者としての経験をベースにスポーツ関連の記事も書いているが、スポーツメイクというものに注目したことは今まで一度もなかった。

"男の視点"のままだと、やはりそういうことは見落としてしまうのだ。男性指導者の中には「スポーツをしているのに化粧などするな!」と考える者が、残念ながら少なくない。

もちろんこれは女性に向けて、ということに限らず、男性がスポーツ時に髪型に気を遣っていたら、何らかの形でなじられたものだ。スポーツと"美意識"は相容れないものという考え方が、常識といっても過言ではない。少なくとも我が国日本では。

だが女性にとっての化粧とは、嗜好というより身だしなみである。毎晩入浴し、下着を取り換え、歯を磨く。化粧はその延長線上だ。

だから、そうしたことに男性が口を挟む権利はない。女性の身だしなみは、やはり女性にしかできないからだ。

だがそうはいっても、"運動中に崩れないメイク"は女性にも難しい。そのような悩みを持つスポーツ愛好家のために、最近ではスポーツメイクの講習会も頻繁に開かれている。

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