そこまで偏っていたのか……。
次々と各メーカーから新モデルがリリースされているスマートフォン。いろんなラインナップから自分の気に入ったモデルが選べるのはいいことですよね。
そう思いきや、実は米国市場では、ほとんどのスマートフォンユーザーが、アップルのiPhoneシリーズ、サムスンのGalaxyシリーズのいずれかしか使っていないという実態が判明しましたよ! 米国ではサムスンを相手取った特許侵害訴訟が相次ぎ、てっきりアメリカにはサムスン嫌いの人が多いのかと思っていたのに、意外にも根強い人気が裏づけられた形でもありますね。
このほどBayStreet Researchは、プリペイド契約を除く、米国内の4大携帯電話キャリアの最新ユーザーレポートを発表。なんと2015年第3四半期(7~9月期)に新たにスマートフォンを購入したユーザーの87%が、アップルないしはサムスンの製品を選んだことが判明しています。
LGやMotorola、HTCのAndroidスマートフォンも売れてはいるのですが、まったくiPhoneやGalaxyスマホの人気には及びません。日本国内ではソニーのXperiaシリーズが人気ですけど、海外では圧倒的にサムスンのほうが優勢です。Windows Phoneも微々たるシェアを確保できたに過ぎませんよ。
なお、BayStreet Researchは、サムスンが多彩な価格帯とスペックのGalaxyシリーズを用意し、低価格モデルを求めるユーザーにも、高性能モデルを求めるユーザーにも、巧みに応じてきたことが米国市場でのシェア拡大につながっていると指摘。
一方のアップルは、iPhone 5の発売以降、プレミアムユーザー層の獲得で着実にシェアを伸ばしているそうです。同社の調査では、2014年第3四半期のアップルおよびサムスンのシェアが81%だったことも明かされており、この1年で、さらに2強による寡占化が進んでしまった様子ですね。
iPhoneは高いです。Galaxyのフラッグシップモデルも安くはありません。でも、携帯電話会社と複数年契約を結んで買うときには、こういうハイエンドな人気製品がほしい~。こんな本音のユーザーが多いということでしょうか?
SIMロックフリーの格安スマホが話題になってはいるものの、結局のところは、まだアップルとサムスンの牙城を崩せるほどの勢いではないのかもしれませんね。
Image by Pieter Beens / Shutterstock.com
source: NYC Today
(湯木進悟)
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