「Windows 10に始まり、Windows 10に終わる」という印象だった2015年のMicrosoft。2015年に続き、2016年もPC業界にとって大きな変革の年となるだろう。また、日本のモバイル業界も「ハイエンド一辺倒からミドルレンジ以下へのシフト」という変化が生じることが予想される。PCならびにスマートフォン市場の勢力図が大きく動き出す1年となりそうだ。
これらを見据え、2016年におけるWindows(とMicrosoft)で注目したい5大トピックを選んでみた。
●その1:日本におけるWindows 10 Mobileの可能性
長らくWindows 10 Mobile(Windows Phone)の空白地帯だった日本だが、マウスコンピューターが「MADOSMA」でWindows Phone 8.1市場へ参入したことを皮切りに、Windows 10 Mobileの世代では一気に参入メーカーが増加してかなりにぎやかになってきた。
最初のMADOSMA登場時には久々の再参入だったこともあり「日本語対応でいろいろ問題があった」(マウスコンピューター)というWindows Phoneプラットフォームだが、参入メーカーやユーザーが今後増えていくことで、こうした問題は徐々に解決されていくと思われる。
現在、日本におけるWindows 10 Mobile成功の可能性は3つのファクターに集約される。1つ目が「エンタープライズ」だ。米MicrosoftのOEM部門担当コーポレートバイスプレジデントであるニック・パーカー氏も指摘していたように、企業側の関心が高いこともあり、日本における最初の攻略市場としてMicrosoft自身も注目している。
2つ目は「アプリの充実度」だ。基本的な作業アプリやSNSであれば問題ないのだが、長らく市場シェアがほぼゼロの状態で推移してきたことから、Windowsストアの充実度は高くなく、各デベロッパーが提供しているアプリそのものの完成度もAndroidやiOSと比べて低い印象を受ける。一般ユーザー相手にこのハードルを越えるのは容易ではないので、最初は企業向け市場から攻略していくという考えは正しいだろう。
一方で、それほどアプリにこだわりがなかったり、あるいはWindows 10 Mobileの短所を知ったうえで活用したいというユーザーも一定層いる。…
これらを見据え、2016年におけるWindows(とMicrosoft)で注目したい5大トピックを選んでみた。
●その1:日本におけるWindows 10 Mobileの可能性
長らくWindows 10 Mobile(Windows Phone)の空白地帯だった日本だが、マウスコンピューターが「MADOSMA」でWindows Phone 8.1市場へ参入したことを皮切りに、Windows 10 Mobileの世代では一気に参入メーカーが増加してかなりにぎやかになってきた。
最初のMADOSMA登場時には久々の再参入だったこともあり「日本語対応でいろいろ問題があった」(マウスコンピューター)というWindows Phoneプラットフォームだが、参入メーカーやユーザーが今後増えていくことで、こうした問題は徐々に解決されていくと思われる。
現在、日本におけるWindows 10 Mobile成功の可能性は3つのファクターに集約される。1つ目が「エンタープライズ」だ。米MicrosoftのOEM部門担当コーポレートバイスプレジデントであるニック・パーカー氏も指摘していたように、企業側の関心が高いこともあり、日本における最初の攻略市場としてMicrosoft自身も注目している。
2つ目は「アプリの充実度」だ。基本的な作業アプリやSNSであれば問題ないのだが、長らく市場シェアがほぼゼロの状態で推移してきたことから、Windowsストアの充実度は高くなく、各デベロッパーが提供しているアプリそのものの完成度もAndroidやiOSと比べて低い印象を受ける。一般ユーザー相手にこのハードルを越えるのは容易ではないので、最初は企業向け市場から攻略していくという考えは正しいだろう。
一方で、それほどアプリにこだわりがなかったり、あるいはWindows 10 Mobileの短所を知ったうえで活用したいというユーザーも一定層いる。…
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