2016年2月4日木曜日

旅の初心者にオススメ! 刺激的な旅行体験イベント「旅サミット」へ行ってみた

 2016年は、日本を議長国として「伊勢・志摩サミット」の開催が予定されている年である。そのため昨年の暮れから「サミット」という言葉をよく耳にするようになった。そんな中、筆者はとあるサミットが六本木で開催されるとの情報を得た。

 会場は六本木のとある雑居ビル。到着すると、すでにズラリと参加者の列ができていた。そのまま屋内を進んでいくとそこには、「旅サミット」の文字があった。

 会場内に入り着席すると、さっそくスタッフが「旅サミット」の説明をはじめた。それによると、今回で3回目の開催で、毎回4カ国の大使館に協力してもらって「その国が本当に知ってほしい自国の情報」を教えてくれるのだとか。

 大使館とコラボしているなんてすごい! オフィシャルだし、レアな情報が聞けそうだ。最初にプレゼンテーションする国はバングラデシュ人民共和国で、プレゼンターは商務参事官のモハンマド・ハサン・アリフさんとの紹介が。

 前方のプロジェクターにはバングラデシュの国旗が映し出される。

「ドウモ、ハジメマシテ。ミナサン、バングラデシュ、トイウ、クニガ、ドコニアルカ、シッテイマスカ?」

 カタコトの日本語がかわいらしい。

「South(南)アジアノ、very very small country. ニホンゴハ、ココマデ」

 えっ!? アリフさんはニコッと笑う。筆者は目がテンになる……。すぐに周りをうかがうと、参加者の皆さんは、おちゃめなアリフさんの一言に健やかな笑みを返している。

 そうなのだ。注意事項に"国によってプレゼンテーションの言語が異なる"と明記されているのだ。

 そのまま英語でのスピーチが、ごく自然にながれていく。中学英語を忘れかけている筆者は、聞き覚えのある単語と映像から、どうにか内容を理解をしていく。ここで安心していただきたいのは、手元にも日本語で書かれた資料(映像紹介と同じ内容)が配られるので、簡単に理解できるようになっている。

 手はじめに国の歴史や人口、面積といった基本情報から、日本との政治、経済的な関係性などを紹介している。中でも驚いたのは、バングラデシュの一般家庭のライフスタイルや価値観まで教えてくれるところだ。バングラデシュの一般的な家庭は、家長に多大な責任があり、親、子ども、その他の親戚を養う拡大家族だそうだ。また近年では、女性の社会進出が目立ち、日本よりも圧倒的に男女平等が進んでいる国との説明が。

0 comments:

コメントを投稿