2016年2月5日金曜日

Mozilla、「Firefox OS」のIoTへのシフトを発表 アプリストアへの新規登録は3月29日に終了

 Mozillaは2月4日(現地時間)、HTML5ベースのオープンモバイルOS「Firefox OS」の今後について発表した。Mozillaのソフトウェアエンジニア、ケビン・グランドン氏は昨年12月、携帯キャリア経由のFirefox OS搭載端末の販売は終了するが、開発は続けると説明した。また、Connected Devices担当上級副社長のアリ・ジャークシ氏も公式ブログで「IoT(モノのインターネット)がわれわれに根本的な影響を及ぼす」として「ユーザーのメリットに重点を置くオープンソースプロジェクトとして、接続端末の世界の新たなユースケースを創造していく」と語った。

 今回の発表はジャークシ氏の説明をより具体的にしたものだ。まず、スマートフォン向けOSのアップデートはバージョン2.6で終了する。次に、アプリストア「Mozilla Marketplace」でのアプリの登録受付を2016年3月29日に終了する。

 Connected Devicesチームは現在、複数のIoT製品に取り組んでおり、スマートTVを含む3つの製品が初期段階をパスしたという。スマートTVについては、昨年5月にパナソニックがFirefox OS採用スマート4Kテレビを発売している。同チームは現在、ソニーのXperia Z3 CompactでIoT関連プログラムの社内テストを行っており、3月末ごろにはこのプログラムの設計について発表する見込みという。

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