2016年4月5日火曜日

<h1 itemprop="headline">街中ロストガジェット:昭和の時の中で 空き缶を食べ続ける「くうかん鳥」

 かつて観光地やテーマパークなどでよく見かけたこのガジェット、見覚えのある方も多いのではないだろうか。

 「ぼく くうかん鳥」である。見たことがない方に向けて説明すると、くうかん鳥は"缶"を"食う"ことからそう命名されていると思われ、実際その通り缶を食べる機械鳥である。あとはルックス的にもおそらく「九官鳥」の語感にかけていると推察できる。

<連載「街中ロストガジェット」とは>

街を歩いていると、時代に取り残されたような、人々から忘れ去られたようなガジェットを見かけることがある。そんな「街中ロストガジェット」のある風景を訪ねていく。

●昭和の時の中で

 この貴重なくうかん鳥の設置を確認したのは、東京都葛飾区柴又にある「寅さん記念館」の休憩所。

 この休憩所の自動販売機コーナーに……

 人目に付かぬようになのか、ひっそりと隠れるように設置されていた。

 缶の投入口が中央にある。昔のくうかん鳥は、何らかのチケットやお金をくれる仕掛けになっていた記憶があるが、今回見たものにはそうしたキャッシュバック的要素は見当たらない。

 試しにジュースを飲んで、投入してみる。

 機械音声でお礼の一言があり、本体左上に表示された数字がカウントアップされた。それ以上は特に何もなかった。筆者は昔、缶を入れると5円がもらえるくうかん鳥を見つけたことがあって、たくさん回収に協力したような記憶がある。

 寅さん記念館の館長、小嶋さんにお話を伺った。

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