2017年10月19日木曜日

創立100周年の伊豆箱根鉄道がラブライブとコラボ中 手作りの“アイデア勝負”で沿線を盛り上げる

 人口減少に伴う利用客の減少で、第三セクター化したり廃線となったりする鉄道が増えている。2018年4月1日にはJR三江線(三次―江津)が廃線となる。沿線の住民にとって鉄道の廃線は死活問題だ。そんな中、地域と手を結びあの手この手で利用客たちを楽しませ、乗客数を伸ばして盛り上がっている鉄道がある。

◆人気アニメ「ラブライブ!」とのコラボで全国からファンが殺到

 静岡県三島市の三島駅と伊豆市の修善寺駅を結ぶ伊豆箱根鉄道は、前身の駿豆鉄道が1917年(大正6年)11月に事業を開始、今年で創立100周年を迎える。全長約20kmの駿豆線は、地元では「いずっぱこ」という愛称で親しまれている。沿線には三嶋大社をはじめ、世界文化遺産に登録された韮山反射炉、伊豆長岡温泉や修善寺温泉などがあり、見どころは多い。

 現在、伊豆箱根鉄道では人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」とのコラボ企画として、1日乗り放題乗車券&スタンプラリー&フォトコンテストを実施している(2018年3月31日まで)。同アニメは、沼津市の女子高に通う9人の少女たちがアイドルを目指す物語だ。

 この企画では、駿豆線の9つの駅を各登場人物に例え、等身大パネルの少女たちが駅で乗客たちを迎える。スマホアプリ「舞台めぐり」をダウンロードし、9つの駅に設置されたQRコードを読み込むと、アプリ内カメラで彼女たちと一緒に撮影ができるというもの。現在は1日2~11往復で「ラブライブ!サンシャイン!!」のフルラッピング電車「HAPPY PARTY TRAIN」も走っていて、"聖地巡礼"として全国各地から多くのファンが押し寄せている。

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