2017年10月19日木曜日

「iOS 11」アップデートはするべき? セキュリティ視点で考える

 2017年9月20日(日本時間)、最新の「iOS 11」がリリースされました。その次の週には「macOS High Sierra」がリリースされ、Apple好きの人間は新機能を堪能しているのではないでしょうか。

 もちろん、私も夜中の2時の配信タイミングにあわせて、早速アップデートしてみました。そんな物好きは別ですが、ほとんどの人にとってアップデートは面倒くさいことなのではないかと思います。「絶対にトラブルが発生するからやらない」と考えている人もいるでしょう。

 仕事で使うWindowsに関しても、企業の情報システム部は最新のOSにアップデートすることを避けているのがほとんどで、今もWindows 7が主力として活躍しているはずです。

 これは各業務用のアプリが使えないなど、業務に支障が出ることが分かっているからです。企業内におけるOS、アプリのアップデートポリシーは、情報システム部が管理しているはずですので、仕事ではそれに従うことが重要でしょう。

 では、私たちの目の前にある、個人用途のPCやスマートフォンはどうすべきでしょうか。企業で使っているものと同様、アップデートをすべきではないのでしょうか。今回は「個人、家庭で使うデジタルデバイスのアップデート」を考えてみます。

●建前:アップデートは「すべき」

 いきなり結論からいいますと、やはりデジタルデバイスに提供されるアップデートは可及的速やかに適用すべし、と私は考えています。

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