2017年10月12日木曜日

Oculus、スタンドアロンVR HMD「Oculus Go」を199ドルで発売へ 「Santa Cruz」の進捗も

 米Facebook傘下のOculus VRは10月11日(現地時間)、サンノゼで開催の年次開発者会議「Oculus Connect」で、PCもスマートフォンも不要なスタンドアロン式のVR HMD「Oculus Go」を発表した。2018年初頭に199ドル(約2万円)で発売する計画だ。

 機能的には韓国Samsung Electronicsの「Gear VR」(初代は99ドル、コントローラ付きの現行製品は130ドル)とほぼ同じで、"スマートフォン不要のGear VR"とみてよさそうだ。Gear VR向けに開発したアプリやコンテンツをそのまま利用できる。片手で持つコントローラ付きだ。

 Gear VRはオーディオはスマートフォンのものをイヤフォンを接続して流用するが、Oculus Goには耳の近くにスピーカーがあり、これがオーディオ出力になる。3.5ミリのオーディオジャックもある。

 LEDディスプレイの解像度はOculus Rift(2160×1200ピクセル)より少し高い2560×1440ピクセル。米Googleの「Daydream」のように表面は布だ。具体的な重さは示されなかったが、"超軽い"という。

 Oculus Riftとの大きな違いは、Gear VR同様にヘッドセットあるいはコントローラーのポジショントラッキング機能はなく、ヘッドトラッキングのみである点だ。

 同社はまた、昨年のOculus Connectで発表した「Santa Cruz」の進捗についても説明した。

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