2018年2月3日土曜日

150ドルで顔認証に対応、中国の無名スマホの驚異のクオリティ

スマホ業界では"プレミアムモデル"と呼ばれる一部のメーカーの高額な製品が市場の大半を占める一方で、それ以外のメーカーは苦戦を強いられている。

つまり、LGやソニー、HTCといった企業はアップルやサムスンとの戦いに苦しんでいる。背景には世間の人々がiPhoneとGalaxyの2大ブランドのみが高額な出費にふさわしいと思い込んでいることがあげられるが、その責任の一端はアップルやサムスンの製品ばかりとりあげる大手メディアの怠慢さにある。

今後もLGやHTCがアップルやサムスンから市場を奪うことは難しい。一方で、彼らはiPhoneやGalaxyが高すぎて買えない顧客層にも、アピールするのは困難だ。なぜなら市場には既に膨大な数の安価な中国製スマホが、驚くほどの低価格で出回っているからだ。

筆者はここ数日の間、「UmiDigi 」というメーカーのS2 Liteと呼ばれる150ドルのスマホをテストしている。S2 Liteが搭載するチップはMediaTekの中級レベルのもので、それほどパワフルな端末とは言い難い。しかし、日常レベルの使用には十分で大容量のゲームも難なくプレイできる。

カメラの性能も低価格スマホの域を出ていない。だが、極細ベゼルのスクリーンを搭載したこの端末は、ボディも金属製で外観は十分見栄えがする。そして何よりも感心させられるのが、わずか150ドルの価格で顔認証に対応したことだ。

S2 Liteが採用したのは、iPhone Xに搭載された3Dタイプの顔認証ではない。

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