2018年6月30日土曜日

「ポケモンGO」を作った企業 Niantic米国オフィスは予想外の空間だった

 米Nianticは、米Googleの社内スタートアップ(Niantic Labs)として2010年に設立され、2015年に現CEOのジョン・ハンケ氏を中心に独立した企業となった。もともとGoogleで「Google Maps」や「Google Earth」などを開発していたチームなので、位置情報を扱うアプリはお手の物だ。

 2013年に「Ingress」、2016年に「Pokemon GO(ポケモンGO)」といった位置情報やAR(拡張現実)を活用したスマートフォン向けゲームアプリを投入し、2018年にはハリー・ポッターを題材にした「Harry Potter : Wizards Unite」のリリースも予定している。6月28日(米国時間)には、「Niantic Real World Platform」としてARゲームのプラットフォーム戦略も発表し、世界的な注目を集めている。

 同社はこうした成長とともに手狭となった橋の下の旧オフィスを離れ、現在は市の歴史的な施設であるフェリービルディングに拠点を構えている。このビルの1階は2000年のリノベーション以降は主に観光客を対象とした土産物屋やレストランが並んでいるが、2階はオフィススペースとして貸し出されている。今回はユニークな同社の新オフィスを訪問する機会を得たので紹介したい。

 Nianticのオフィスは、意外にも古めかしい雰囲気。その入口は、まだサンフランシスコが小さな港町だったころの面影を残す意匠で飾られており、来社した人々を驚かせるクラシックなたたずまいだ。

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