2018年7月12日木曜日

楽天のMNO参入は「脅威」「エコシステムの競争に」 ドコモ吉澤社長インタビュー

 2020年とその先を見据えた中期戦略「beyond宣言」を掲げ、さまざまな取り組みを行っているNTTドコモ。中でも大きな変化は、「回線」から「会員」に軸足を移したこと。dポイントを活用したエコシステムを強化し、コード決済サービス「d払い」も始めた。端末は同質化が進む一方で、「HUAWEI P20 Pro」を独占的に取り扱って注目を集めた。料金プランはMVNOへの流出を防ぐ安価なプランも増えた。外に目を向けると、楽天のMNO参入が決まり、ライバルが1社増えた格好だ。

 ITmedia Mobileでは、ドコモ吉澤和弘社長に単独インタビューする機会を得たので、注目のトピックを中心にお話を聞いた。

ドコモ独自の端末は出しにくくなっている

―― 2018年夏商戦を振り返っての手応えを教えてください。

吉澤氏 夏商戦はお盆あたりでまた盛り上がります。フラグシップはすごい変化があるわけではないですが、今までと同じぐらいは出ているのかなと。XperiaはCompact(Xperia XZ2 Compact)が割と順調に売れています。docomo withは、「LG style」と「arrows Be」両方とも好調です。「らくらくスマートフォン」もdocomo withの対象になっています。「AQUOS R2」は3社から出ていますが、映像と写真を同時に撮れのがいいですね。

 P20 Proは、まだ時間がたっていないので何とも言えませんが、トリプルカメラの良さを宣伝しているところです。

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