2018年8月2日木曜日

グーグル、中国で検索事業計画=再参入へ検閲受け入れ―米報道

 【シリコンバレー時事】米メディアによると、IT大手グーグルが携帯端末向け基本ソフト(OS)アンドロイド用のアプリとして、中国政府の検閲方針に沿った検索サービスの導入を計画している。実現すれば2010年以来の再参入となるが、人権、民主主義などに関する検索結果やウェブサイトは表示されず、議論を呼びそうだ。

 米ニュースサイト「インターセプト」が1日、グーグルの内部文書や関係者の話として報じた。グーグルは過去に中国で検索事業を展開したが、検閲をめぐる当局との対立で撤退した。同社は取材に対し「臆測にはコメントしない」としている。

 報道によると、グーグルは17年春に中国向け検索サービスの開発に着手。同12月にピチャイ最高経営責任者(CEO)が訪中し、政府要人と面会したことで計画が前進した。 

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