2018年8月23日木曜日

GoogleとIMAXのVRカメラプロジェクト、中止に

Image: JHVEPhoto/Shutterstock.com

そういうこともあるさ。

Google(グーグル)とIMAX(アイマックス)のジョイントベンチャーは、VRカメラを共同開発しようと2016年にスタートしましたが、日の目を見ることなく終わりを迎えることになりました。

プロジェクト終了を報じたVarietyが両社にコメントを求めたところ、Googleはコメントなし。いっぽうIMAX担当者からは「現在、さまざまな実験的プロジェクトを見直しているところで、IMAX VRカメラの開発は一時ストップしています」との返答が。

Varietyが得た情報によれば、プロジェクト中断を言い出したのはGoogleサイド。よりARへ注力したいというのが、中断の理由。Googleは、GoProや中国のカメラメーカーYiとVRカメラの開発提供を結んでおり、IMAXとのプロジェクト終了の背景にこれも関係しているのではないかとVarietyは指摘しています。

Google×IMAXが開発していたカメラは、映像制作者が360度の3D映像を撮影できるというもの。IMAXのハイエンドなデジタルカメラと、Googleが提供するクラウドベースの画像接合技術でVRコンテンツを制作する計画で、プロジェクトには60人ほどが参加していたといいます。

IMAXはVRプロジェクトの一環として、IMAX VRアーケードを展開していますが、この夏、そのうちのふたつが閉鎖。VRの進み具合に対して少々勇み足だったのかもしれません。思ったほど技術が進まない、普及していかないってね。となれば、プロジェクト見直しで、今、舵をとり直しているところ、なのかな。

Source: Variety, the FRAME

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