2018年9月12日水曜日

ウイルスバスターなど、App Storeから消える トレンドマイクロは確認中

 トレンドマイクロは9月12日、「ウイルスバスター モバイル」などのiOSアプリがApp Storeに表示されず、インストールできない状態だと発表した。状況確認を進めているという。同社アプリを巡っては、ユーザー情報を抽出しているとの指摘が出ている。

 対象のiOSアプリは、個人向けの「ウイルスバスター モバイル」「パスワードマネージャー」「ウイルスバスター for Home Network」「ウイルスバスターマルチデバイス月額版」「ウイルスバスターモバイル月額版」「ウイルスバスター+デジタルサポート月額版」「パスワードマネージャー月額版」「フリーWi-Fiプロテクション」と、法人向けの「Trend Micro Mobile Security」。

 9月上旬、ユーザーのブラウザ閲覧履歴などが中国のサーバに送信されていたとの指摘が出ていたアプリ「Adware Doctor」が、Mac App Storeから削除される事態が起きた。そうした中、トレンドマイクロの一部アプリが、ユーザー情報を抽出しているとの指摘が出ていると、メディア各社が報じていた。

 同社は中国サーバーへの送信は否定したが、サービス内容の改善のために、ユーザーの許諾を得たブラウザ履歴(インストール前の24時間分)を1回限り収集し、米国サーバに送信していたことは認めている。

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