2013年7月時点では、3カ月に1回以上は仕事帰りに家の外で酒を飲む「外飲み」をする人が全体の約7割を占め、震災による減少から回復の兆しがうかがえた。一方で「1次会で帰るようになった」「短い時間で帰るようになった」という人も増えた(グラフ参照)。インテージが調査結果をまとめた。
この調査は2013年7月16―18日の期間、関東1都3県に住む20―50歳代の会社員を対象にインターネット上で実施し、800人から回答を集め、過去の調査と比較した。3カ月に1回以上外飲みをする人は、2010年度には76.1%だったが、震災のあった2011年度には66.9%に落ち込み、以降2012年度は67.1%、2013年度は69.4%と徐々に回復してきた。
3カ月に1回以上外飲みをする人に、飲み方の変化を尋ねたところ「1次会で帰るようになった」(49.2%)、「短い時間で帰るようになった」(29.8%)という割合が増している。外で酒を飲む機会が増える一方、飲む時間は短くするといった傾向がうかがえる。
外飲みの開始時刻は18―19時台の割合が8割以上、飲酒時間は2―3時間が9割弱を占める。過去の調査と比較すると全体に短時間化している。1回の飲み代の平均予算は「3000円程度」が最も多く38.2%、続いて「4000円程度」で27.7%。こちらは過去と比較しても平均予算に変化はない。
外飲みの相手は「職場の同僚」が55.9%で最多。この傾向は年代や男女を問わず変わらない。一方、店の選び方は性別で差が大きく、男性は「なるべく自分が利用したことがあるお店を選ぶ」、女性は「飲食店情報サイト(食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメなど)を使う」がそれぞれ最も多かった。
ちなみに店を選ぶ時機は「1週間前までに」が24.4%、「その場で行き当たりばったりに」が18.1%、「自分では選ばない」が25.5%などだった。
(植木 皓=ニューズフロント)
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