2014年5月9日金曜日

「スマホは禁止」なのにiPadはOK?――スマホと校則の今

 現役女子高生、女子大生、社会人1年目というイマドキな女子6人にスマートフォンの使い方を聞くインタビュー連載「アンテナ喫茶」。第1回では「家族とLINE」、第2回では「友だちとLINE」をテーマに話を聞いた。

 第3回では女子高生2人を中心に、「携帯電話と校則」について話を聞いた。高校生を対象とする総務省の「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」によると、スマートフォン保有者は全体の84%を占める。携帯電話を1人1台持つことが当たり前になった時代において、学校側はどんなルールを設けているのだろうか。

 女子高生や女子大生のスマホ事情については、以下の記事も参考にしてほしい。

●「クラスのスマホ率はほぼ100%」

 座談会に集まった10代後半~20代前半の女子たちは、物心ついたころから携帯電話が身近にあった世代だ。早い人は小学3年生、遅い人でも中学2年生ころには自分の携帯電話を持っていた。最初は家族兼用で使っていたものを徐々に自分専用のものにしていったという人から、始めから自分専用だったけれど、親が厳しく利用制限があったという人までさまざま。「携帯にハマりすぎてパケット通信料がすごい額になったことも」(中谷さん)などは、誰もが1度は通る道だろう。

 そんな彼女たちは、今では6人中5人がiPhone使い。Android端末は中村さんの「GALAXY S III」のみだ。中谷さんと中村さんにクラスのスマホ所有率を聞いたところ、どちらも「ほぼ100%」。フィーチャーフォンはクラスに1人いるかいないかだという。iPhoneとAndroidスマホの割合については「7割がiPhone」(中谷さん)、「半々くらい」(中村さん)と意見が割れた。

 また、彼女たちはアプリ開発などに興味を持っていたり、実際に自分で開発している人もいるためか、ほぼ全員がMacユーザーだった。同年代の女子たちよりややリテラシーが高いと言えるかもしれない。そんな彼女たちは、現状の校則をどう考えているのか。

●スマホは禁止でiPadはOK?

 1988年生まれの筆者は小学5年生のときに初めて携帯電話に触れたが、父と兼用だったものを徐々に自分専用端末にしていった。中学時代はまだ携帯を持っている人はクラスの半分ほどで、高校になるとクラス全員が所持しているのが当たり前になる。中学時代は学校に携帯電話を持っていくのは禁止で、高校では持っていくのはよいが授業中は電源を切っておくという暗黙の了解があった。

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