「お見合い番組に出演したら解雇された」と主張する男性 中国版ツイッターで「話題拡散」＝中国メディア

　中国の大手通信機器メーカー・華為技術（ファーウェイ）の社員が、中国で人気のお見合い番組「非誠勿擾」に出演したことを理由にファーウェイ側から解雇されたとするニュースが大きな注目を集めている。

　中国メディアの駆動之家によれば、ファーウェイの社員だという中国人男性がこのほど、簡易投稿サイト・微博（ウェイボー）上でお見合い番組に出演したことを報告するとともに、ファーウェイ側から「労働契約を解除された」として、契約解除に関する通知を写真に撮影し、掲載した。

　記事は、「ファーウェイ側は社員のテレビ出演は"企業の経営を不安定にさせる可能性がある行為"とみなしたようだ」とする一方、中国人男性が「あくまでもプライベートでの行為」であるとしてファーウェイ側に抗議し、「社員を尊重」するよう呼びかけたことを紹介した。

　続けて、解雇されたと主張した男性がすでに微博での書き込みを削除していることを紹介したうえで「書き込みが削除された以上、現在は真偽を確かめようがない」とし、ファーウェイ側の発表を待つしかないと伝えた。

　「お見合い番組の出演を理由にファーウェイ社員が解雇された」との情報は、微博ですでに拡散しており、憶測が憶測を呼ぶ展開となっている。ユーザーの反応を見てみると、「ファーウェイは米国のお見合い番組のスポンサーになっていたのに、こんなことが許されるのか」、「もうファーウェイは使わない」といったコメントがあった。

　また、「ファーウェイ社員なのにサムスンのスマホを使ってるじゃないか。だから解雇されたのではないのか」という意見が多く見られた。

　微博での書き込みはユーザーが使用しているデバイスが自動的に表示される仕組みになっており、解雇されたとする男性が自身の微博に書き込んだコメントは「サムスンのギャラクシーノート２からの書き込み」であることが表示されている。ファーウェイは通信機器メーカーとしてスマートフォンも製造・販売しており、サムスンは競合にあたることは事実だが、それが理由で解雇されたとするのは考えにくいことではないだろうか。（編集担当：村山健二）


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