2014年8月18日月曜日

Windows UpdateでPCが起動不能になるトラブル発生――2014年8月13日の更新プログラムが原因

 2014年8月13日にMicrosoftが公開したWindowsの更新プログラムを適用すると、OSが異常終了したり、再起動に失敗するトラブルが発生している。

 Microsoftが運営するTechNet Blogsの「日本のセキュリティチーム(JSECTEAM)」は、特定の更新プログラムをインストールすることで、「Stop 0x50」というエラーが発生する場合があり、このエラーがWindowsの異常終了や再起動の失敗を引き起こすことを明らかにした。

 問題の更新プログラムは以下の4つだ。これらをインストールしても問題が発生しない場合もある。

・2982791 [MS14-045]カーネル モード ドライバーのセキュリティ更新プログラムについて(2014年8月12日)

・2970228 Update to support the new currency symbol for the Russian ruble in Window

・2975719 August 2014 update rollup for Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2

・2975331 August 2014 update rollup for Windows RT, Windows 8, and Windows Server 2012

 TechNet Blogsの投稿では、Windows 7/8の起動に失敗する場合の復旧方法を紹介している。

 セーフモードで起動し、コマンドプロンプトで特定ファイルを削除後、Windows上でレジストリエディタやコマンドプロンプトを操作し、問題の原因となる更新プログラムをアンインストールするという流れだ。レジストリエディタの操作も含むため、作業は慎重に行いたい。

 もしセーフモード自体が起動しない場合、Windows 8.1(Update)では、「自動修復」メニューから「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」と選択し、「スタートアップ修復」もしくは「システムの復元」を実行することで、復旧できる可能性がある(Windows 8の場合、「自動修復」もしくは「システムの復元」を実行)。

 また、Windows 7では電源オン直後にF8キーの連打で「詳細ブート オプション」画面を表示し、「コンピューターの修復」を選び、そこから「スタートアップ修復」もしくは「システムの復元」を行うことで復旧できる可能性がある。

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