2016年7月12日火曜日

<h1 itemprop="headline">「バッタで爆弾を探す」大真面目な研究。一体どういうこと?


仮面ライダー並のヒーローになるか。

比較的身近な虫であるバッタ。夏休みに昆虫採集した人も多いでしょう。しかしたまに大量発生しては作物を荒らすこともある、ちょっと困ったやつでした。

しかしこれからは、人間の味方になってくれるかもしれません。「爆弾を探す」という行為を通して。

ワシントン大学で生物工学を教えるBaranidharan Raman教授は、「バッタが爆弾を探す」という研究をしています。と言われましても、何のことだかさっぱりですよね。

みなさんは、爆発物探知犬をご存知でしょうか。犬の鋭い嗅覚を利用し、火薬などのニオイを嗅ぎ分けて爆弾を探す、いわゆる職業犬のことです。しかし、あまり知られていませんが、実はバッタも非常に鋭い嗅覚の持ち主。そのため、犬の代わりにバッタを利用しようという試みなんです。

バッタは犬よりたくさんのアドバンテージがあります。まず、小さいからどこにでも入り込める。空も飛べる。軽いため、地雷などにも反応しにくい。それに、まぁぶっちゃけて、万が一のことがあっても犬よりは心が痛みません。

気になる方法ですが、バッタの羽根にナノレベルの非常に薄い「印」をつけることで、離れたところからでもバッタをコントロールできるようになるそう。さらにこの印は、神経細胞の信号を読み取ってワイヤレスで送信することも可能。爆弾があれば赤、なければ緑のLEDで表示するとのことですよ。

これらの研究内容から、アメリカ海軍研究局はRaman教授に75万ドル(約7575万円)の研究資金を与えることを決定し、同教授は2年以内の実用化を目指しています。

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