2016年7月16日土曜日

<h1 itemprop="headline"><LINE>時価総額9100億円…今年最大、東証上場

 無料通信アプリを提供するLINE(ライン)が15日、東京証券取引所1部に上場した。初日の終値は4345円で公募・売り出し価格(3300円)を大幅に上回った。時価総額は約9100億円となり、今年最大の上場案件となった。

 LINEは前日にニューヨーク証券取引所にも上場し、初日は41.58ドル(約4400円)で取引を終えた。15日の東証上場では、初値が売り出し価格を48%上回る4900円となり、一時5000円まで値上がりしたが、その後は利益確定の売りが入った。

 LINEは日米同時上場で知名度を上げるとともに、上場で調達した資金約1300億円で戦略を強化する。東京都内で記者会見した出沢剛(いでざわ・たけし)社長は「メッセンジャーアプリとして世界の陣取り合戦はほぼ終わった」と指摘。調達資金をアジア市場での足場固めや人工知能(AI)開発などに充てる方針だ。同社がトップシェアを握る日本、台湾、タイに続き、インドネシアでも首位を目指す。また、LINEを「ポータル(入り口)サービス」と位置付け、タクシー配車サービスなど他のアプリに結びつけることで収益拡大を図る。【片平知宏田口雅士

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