シャープは5日、東芝のパソコン(PC)事業を買収すると正式発表した。買収額は約40億円で、10月1日に手続きが完了する予定。シャープは過去にPC事業から撤退しているが、東芝ブランドを取得し、両社の技術や製品を組み合わせて新たな収益源に育てる。
東芝は構造改革の一環として、赤字が続くPC事業を連結対象から外す。両社とも5日午前の取締役会で決定した。
シャープは、東芝が全額出資するPC子会社、東芝クライアントソリューション(東京)の株式の80.1%を取得。東芝は売却後も19.9%の出資を残す。
シャープは「メビウス」ブランドでノート型PCなどを生産してきたが、2010年に撤退。16年に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入った後、再参入を検討してきた。
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