2013年9月12日木曜日

アップル惜しい、指紋認証の一番冴えた使い道はそこじゃない


iPhoneに指紋認証きましたねー。編集長もぐりぐり指紋登録に興奮気味ですが、Touch IDは本当によくできていてロック解除も一発です。

だけど盗難防止の観点から言えばアンロックに認証かけてもあんまりなんの用にも立たない気が…もっと巧い使い道があったのになー指紋認証ならぴったりなのにーと思ってしまいました。その冴えた使い道とは…

電源切るところを指紋センサーにすること。
まあ、これはパスコードでも構わないけれど。

なぜそれが盗難防止になるのか…ですが、これは簡単なことです。警察も被害者も誰でもふつうに考えればわかることですけど、泥棒がiPhone盗んで真っ先にやるのは電源切ること…ですよね? 「iPhoneを探す(Find My iPhone)」機能で居場所探されたら一発で逮捕なので。そこにガッツリ指紋認証かけたらどうか? バッテリーが続く限りiPhoneは探せることになります。

消したくても消せない悪夢のGPSトラッカー。考えてみると、なかなか素敵なアイディアですよね? パスコードでも指紋でもまだ実装されてないのが不思議なぐらいです。

いくら「iPhoneを探す」機能、Windows Phoneの「携帯を探す(Find My Phone)」、Androidデバイスマネージャーに労力注ぎ込んでも、携帯OFFにされたら終わり。逆探知はできません。それって喩えて言うなら、車が盗まれたら警察に通報して運転席の人物の顔写真をオーナーに送る高度な機能は備えているのに全部ダッシュボードのボタン1個切れば終わり、みたいな。

もちろんONにしっ放しだと中の個人情報が見られてしまいますけど、それも画面にロックかかるようにしとけば大丈夫だろうし。仮にロックかからなくても、泥棒って大体は中味より本体が目当てなものなので。

電源切る部分がセキュアになっても、遠隔で電源切ったり、中の情報を消去できる方法なんてあるのか?…と思われるかもですが、もちろんあります。ずっとあります。なのにこういう一番手っ取り早い泥棒対策もなおざりのまま窃盗対策として指紋認証を売り込むなんて笑っちゃいます。泥棒対策なんてギミックな新スキャナーなしでも充分手は打てるんだぞって、そこは言わないと。


KYLE WAGNER(原文/satomi)
 

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