2014年5月7日水曜日

ドコモ「エリア」「通話品質」「通信品質」で3冠、スマホのネットワーク満足度調査

携帯電話キャリアのネットワークのうち、スマートフォンユーザーにとって満足度が最も高いのは NTT ドコモで、「通信エリア」「通話品質」「通信品質」の主要3項目についていずれも評価がトップになった。日経 BP コンサルティングがこうした調査結果をまとめた。

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調査は4月11~22日、ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルのユーザーを対象にインターネット上で実施した。カバーエリア、通話品質、通信品質について5段階評価で尋ね、合計5万5,000人から回答を得ている。

■通信エリアの満足度は各キャリアとも高め

通信エリアに関しては、どのキャリアのユーザーも過半数が「満足している」または「やや満足している」との感想を述べている。特にドコモではこの割合が78.2%に達した。au は70.3%、ソフトバンクでも61.6%だ。

各社とも2013年度に回線環境を強化した効果が出ていると、日経 BP コンサルティングは分析する。なお、全国47都道府県のうちドコモは46都道府県で満足度トップ。au は1県でトップとなった。ソフトバンクはゼロ。

またエリアに満足しているとは答えなかった層でも、「どちらともいえない」という意見が多く、「不満」「やや不満」という声が少ないことも目を引く。不満層はドコモで5.1%、au で10.4%、ソフトバンクで14.6%にとどまった。

■通信・通話品質でも満足度はドコモ、au、ソフトバンクの順に

通信品質はドコモの満足度(64.7%)が最も高く、以下は au(57.9%)、ソフトバンク(53.1%)となった。通話品質についてもこの順序は変わらず、ドコモ(71.1%)、au(64.2%)、ソフトバンク(58.5%)と続いている。

ドコモは、通信品質については45都道府県で、通話品質については43都道府県でそれぞれ評価トップを獲得している。また不満層の割合も他社に比べて低い。

■すべてのユーザー層でドコモが評価トップ

会社員、専業主婦、大学生、中高生といったユーザー層に分けて見ても、満足度はドコモがトップだった。生活スタイルの差異を問わず、安定して高い評価を得ている。

ちなみに2位はおおむね au、3位はソフトバンクだが、中高生では逆転している項目もある。

■最も満足度が高まるのは「自宅内」、低くなるのは「移動中」「旅先」

これに加え日経 BP コンサルティングは、スマートフォンの利用シーンとして「自宅内」「職場/学校」「移動中」「街中の商業施設/レジャースポット」、「旅先の宿泊施設/観光スポット」の5つを想定し、それぞれの評価を尋ねている。

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