2014年7月14日月曜日

レノボはなぜ「海の家」を始めたのか? 国内初公開のテーブルPCとともに見てきた

 レノボ・ジャパンは7月1日から8月31日まで、神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜海水浴場にてユニークな「海の家」をオープンしている。「Lenovo House Beach Marche(レノボ・ハウス ビーチマルシェ)」と名付けられたこの海の家は、タブレットを活用した新しいスタイルの海の家を提案しているのが特徴だ。

 同社は7月12日、現地にて報道関係者向けにLenovo House Beach Marcheの説明会を開催。日本未発表のテーブルPC「Lenovo Horizon 2」を国内で初めて一般公開した。すでに海外では発売済みの製品で、日本での発売は未定ながら「日本に合った仕様と発売時期を考えている」という。ちなみに、米国での価格は1499ドルからだ。

 Horizon 2は、27型ワイドと大画面の10点マルチタッチ対応液晶ディスプレイを搭載したオールインワンPC。背面にスタンドを内蔵しており、スタンドを立てて大画面タブレットもしくは液晶一体型デスクトップPCのように使えるほか、スタンドを収納して水平に寝かせることで、複数人で画面を囲んでタッチ可能ないわゆる「テーブルトップPC」としても扱える。

 公称4時間駆動のバッテリーも内蔵するため、ACアダプタをつなぐことなく、巨大タブレットのように利用可能だ。

 OSはWindows 8.1を搭載するが、上下左右あらゆる方向から画面を囲んでタッチ操作がしやすいよう、専用のユーザーインタフェース「Aura」を備えているのが特徴だ。円形のメニューを回転して写真や動画、音楽、アプリなどを選択したり、複数の写真を画面上にちりばめて、タッチで反対側にいる別のユーザーへ送ったり、といった直感的な操作が行える。

 また、無線LANで接続したスマートフォンやタブレットを画面上で(塩やコショウのように)シャカシャカと振ると、それらに保存された写真などのデータがAuraの画面上に追加されるので、スマートデバイス内のデータを手軽にHorizon 2の大画面で表示して、複数人で見るといった使い方もできる。

 タッチ操作でプレイできる60以上のゲームアプリもプリインストールされており、27型の大画面を生かして、エアホッケーなどの対戦型アプリがより楽しめるよう、マレット(エアホッケーでパックを打つ道具)のような「ストライカー」と、魚釣りゲームなどで使える「ジョイスティック」が2組みずつ付属する。

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