2015年10月9日金曜日

ネット用語を辞書にまとめるべき、という取り組み

インターネットの存在で加速する言語。

ハッシュタグやテキストメール用略語など、インターネット上で使われる言葉の変化のスピードは非常に速いです。流行して一般的になったとしても、あまりに速くて多いので、それらの言葉を辞書が追いかけるのはなかなか難しいもの。驚きと言えば、驚きですが、Hoverboard(ホバーボード)という単語ですら、2015年に始めて辞書登録されたといいますからね。

一方で、ネット用語も記録されていくべきだという考えをもつ辞書編集者もいます。ネタ元のニューヨーク・タイムズ紙は、元辞書編集者のErin McKeanさんの、まだ通常の辞書には掲載されていない何百万という新たな英単語を発掘していくという活動に焦点を当てています。McKeanさんは、現在データ解析会社に協力し、新たな動きを見せる言葉の組み立て方やパターンを求め、オンライン出版物を解析しています。彼女はこうして見つけた言葉を、のちのちは彼女が作るオンライン辞書Wordnik.comに掲載していきたいと考えています。サイトでは、「この単語は辞書に載るべき」という単語を募集もしています。

McKeanさんの活動は、現在のところ英語に限ったものですが、ネット用語の存在で言語が多様化しているのは英語だけではありません。こうした取り組みは、より多くの言語にも広がっていくのではないでしょうか。時代や文化に揉まれ、絶えず変化してこそ、人類のコミュニケーションの基礎となる言葉は意味があるのだと思います。


source: The New York Times

Maddie Stone - Gizmodo US[原文
(そうこ)

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