2016年2月6日土曜日

クラブの進化だけでない? ゴルフの進化を支えるITとは

■積極的に取り入れるべきゴルフにおけるIT技術

 毎年のように新しく発売されるゴルフクラブの進化には目を見張るものがある。現在ではクラブやボールの進化に伴い、いわゆる「飛び過ぎ」を規制するルールも設けられ、長さや反発係数など規定数値内の道具でなければ公式の競技では使用できないことになっている。

 だが、一般的なアマチュアゴルファーがクラブに求める性能と言えば、やはり「飛ばし」ではないだろうか。しかもただ単純に飛ぶだけではなく、良いスコアでラウンドできることを求めてしまうのがゴルファーの正直かつ欲張りなところだ。

 そこで今、注目を集め市場を拡大しているのが「ゴルフ×IT技術」だ。実際に例を挙げると、スコア管理システムや距離計測、コースナビゲーションやスキルアップのための練習方法にいたるまで、ゴルフ界にIT技術が導入されてきている。

■より快適なセルフプレーの時代がやってくる

 ひと昔前の日本で見られたゴルフスタイルはキャディ付きのものだったが、バブル崩壊以降、ゴルフ場の数こそ大きく減ることはなかったものの、人件費の削減や、低価格競争で生き残るためにセルフプレーのコースが増えている。

 本来、欧米ではセルフプレーの方が一般的なのだが、日本に関してはゴルフ人口全体の約50%がキャディ付きでゴルフを覚え、楽しんだ世代である。そんな世代がセルフプレーに違和感を覚えるのは無理もないが、IT技術はそんな中高年世代でも楽しむことができる快適なセルフプレーを実現してくれる。

 例えば、距離計測。これまでは残り距離を記す杭などを目安にするのが一般的だったが、「ユピテル」や「グリーンオン」などGPS搭載のゴルフ専用距離測定機を利用すれば、自分の位置からグリーンエッジ、グリーンセンター、グリーン奥といった細かい距離を計測することができる。ポケットに入る小型のものから腕時計タイプのものまで様々なモデルから選べるラインアップにも注目だ。ぜひ、この機会に自分のスタイルに合うお気に入りのタイプをみつけてみてはどうか。

 また、「ブッシュネル」や「ニコン」などのレーザータイプの距離計測機は、プロツアーで活躍するプロキャディたちも練習ラウンド時に使用しており、プロをはじめ公式競技などに出るアマチュアの上級者達にとっての必需品となっている。レーザーを当てた位置までの距離が計測でき、モデルによっては打ち下ろしや打ち上げも計算した数値を出してくれる。

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