スマートフォン業界の最前線で取材する、法林岳之氏、石川 温氏、石野純也氏、房野麻子氏の4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。
第2回はWindows Phone、IoTはどう進化するのか? 予測してみました。
■Windows Phoneはどうなるか
房野氏:Windows陣営はどうでしょうか。
石野氏:今年もう1つ注目なのが、Windows Phoneですよね。
マウスコンピューター MADOSMA(マドスマ)
法林氏:いちばん期待してますが、まだ未知数ですね。iOSやAndroidに挑めるプラットフォームとして、ようやくスタートラインに付いたというのが現実的なところです。実際、アプリも含めて使ってみると、物足りないところが多い。彼らが掲げていること、例えばOSのアップデート、Windows Insider Previewでβ版をどんどん配信することも、できていないのが結構多い。だから、「今年はWindows 10 Mobileですよ」と、誰にでもいえるかといったら、それはない。
法林氏
石野氏:そんな勧め方をしたら、信じて買った人に怒られますよ(笑)。使い勝手を見ても、まだまだiOSやAndroidには及んでいません。
法林氏:ただ、第3の選択肢のスタートラインに着いたのは評価できる。今年、どれだけ良くなるかはわからないけれど、出てくるといわれている端末数が相当多いです。
石川氏: Windows Phoneにとって、すごく大切な時期だと思うんですよ。Windows Phoneを買っても、使いにくかったら、みんな離れてしまう。しっかりとしたハイスペック機種を出さないと、この市場はダメになるんじゃないかと危惧しています。
石野氏:リファレンスモデルがあってしかるべきで、MicrosoftはやっぱりLumiaを出しておくべきだとは思いますね。
法林氏:今から言うのは勝手な個人的な予想です。海外でも話題になっているけれど、たぶん、Microsoft自身が、今のSurfaceに相当するWindows 10 Mobileのハイエンド端末を年内に出すと思います。
房野氏:Surface Phoneみたいなものですか。
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