2014年5月12日月曜日

iPhone/iPad用モーションコントローラー iRing 発売、手の動きでサウンドエフェクトを操作。SDKも無償公開

iOS/Mac 用のオーディオインターフェースなどを扱う伊 IK Multimedia が、iPhone/iPad の前で手を動かすだけでダンス系アプリを操作できる iRing を発売します。1月の CES 2014 で発表され話題となっていましたが、ようやく出荷が始まりました。「史上初の iOS 対応モーションコントロールデバイス」を自称し、iRing を持つ手の動きでさまざまな操作が可能です。
 
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iRing は、三角もしくは一列に並ぶ3つの黒い点が描かれたデバイス。実際はリング状ではなく指の間に挟んで使う形状をしています。iOS デバイスの前面カメラで iRing の位置や前後左右の動き、回転、手を握って iRing を隠すジェスチャーなどを認識し、それらを MIDI コントロール情報に変換してアプリ上で利用します。IK Multimedia では iRing の出荷に合わせて対応アプリを2本リリースしました。「iRing Music Maker」では、グルーブ、ベースライン、シンセフレーズなどの組み合わせに iRing を使ってリアルタイムにエフェクトをかけ、オリジナルのダンスグルーブを紡ぎ出せます。直観的に操作できるので、初心者でもそこそこのサウンドを生み出せそうです。

もう1本の「iRing FX/Controller」はより上級者向けで、iRing からの入力を MIDI コントロール情報に変換し、出力します。たとえば、iOS にはアプリ間で MIDI 情報をやりとりする Virtual MIDI 機能があります。これに対応しているアプリなら、iRing FX/Controller と iRing から操作が可能となります。また、同じく iOS のオーディオをやりとりする Inter-App Audio / Audiobus 機能に対応するアプリであれば、iRing FX/Controller と iRing で作ったエフェクトなどを利用できます。そのほか、WiFi でつながっているコンピュータ上の MIDI ソフトウェアに接続して、MIDI コントロール情報を送ることもできます。
 また、上記2本のほかにも「DJ Rig」や「AmpliTube]、「SampleTank」、「GrooveMaker 2」などで iRing への対応を予定しています。

iRing の対応機種は iPhone 5 以降、iPad(第4世代以降)、iPod touch(第5世代以降)。

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